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金子ノブアキが亡き父との思い出を語る。『セッション』試写会&トークセッションリポート

2015.04.01


4月17日公開の映画『セッション』の試写会が3月31日、都内で行われ、今作に強い共感を覚えたという「RIZE」「AA=」のドラマーであり、俳優としても活躍する金子ノブアキによるトークセッションが併せて開催された。

最新曲『The Sun/Dawn』が本日1日に配信開始となった金子。劇中の主人公と同じドラマーだからこそ映画から多くのことを感じたようで「(映画が)終わってすぐにスタジオに(ドラムを)叩きに行きました。ドラムが好きだからというよりも“強迫観念”ですね(苦笑)。(映画の鬼教官が)追いかけてくるような感じでした(笑)。これだけダイレクトに同じことをやっている人間として、動揺や混乱が混じっていました」と作品から受けた衝撃を口にした。

金子自身、映画の中で描かれるようなことを“悪夢”としてライブ前に見ることがあるとか。

「すごく準備して入ったら、全然違う曲が掛かったり(苦笑)。そういう時に限ってお客はいっぱい入ってて『聞いてないよ!』と隠れちゃいたくなる」。

デイミアン・チャゼル監督自身もドラムを学んだ経験があり、今作は実体験に基づいているというが、その点についても「極めて個人的な復讐を兼ねた作品ということですね(笑)。(教官役は)いったいどんな人が元になってるんだ? と思います」と驚きを口にした。一方で主演の生徒役のマイルズ・テラーは本業は俳優であり、本作のために数カ月のドラムの訓練を受けて撮影に入ったというが、ドラマーの金子から見てもプロと遜色のない腕前のようで「すごいですよね。僕が見ても、冒頭の部分は完全に生音で超カッコいい! (本業が)ドラマーだと思って観てました。血のにじむような努力をしたと思います」と称えていた。

金子は自身のキャリアを「学歴のない音楽人生」と語るが、ドラマーのジョニー吉長さんを父に、歌手の金子マリを母に持っており、小さい頃から音楽に囲まれて育っている。

「誰かに師事したというのはないけど、小さい頃から現場で親の背中を見て、ライブを舞台袖から見ていたのが、ある種の英才教育だった」と述懐。父のジョニー吉長さんは約3年ほど前に他界しているが、生前、ドラムについて直接的には「ほとんど教わったことはなかった……」と明かす。一方で金子の音楽活動については「喜んではいたそうで、そっとライブを見に来ていたりしていたみたいで、それが親孝行になってたら最高ですけどね」と語る。

現在、金子は父親が使用していたスティックを使用している。

「最初は(父親の病気の)快気願いだったんですが、使ってみたらびっくりするほどしっくりきました。特殊なスティックなんですが、どうやってここに到達したのか? もう父には聞けないけれど、武者震いがしました。やはり、自分にとって最大の師匠は父。死してなお、父には教わることばかりです」としみじみとうなずいていた。

一方で、父や母との関係について「家族ではあるけど、(音楽という)同じ道を志した瞬間に、親子という縁ではなくなったと思います。父とも、亡くなる直前になって、やっと音楽を始める前(の普通の父と子の関係)に戻ったと思う。特殊ですけど張りがあって楽しいですよ(笑)」と、劇中の師弟関係に負けずとも劣らない壮絶な関係性をうかがわせた。

セッション

公開日2015年4月17日より
劇場TOHOシネマズ新宿ほか全国にて順次公開
配給ギャガ
公式HPhttp://session.gaga.ne.jp/

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