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消された罪、消せない記憶――アウシュヴィッツ裁判までの苦闘を描く実話『顔のないヒトラーたち』10月より日本で公開

2015.06.11


ドイツの歴史認識を変えたといわれるアウシュヴィッツ裁判までの若き検事の苦闘を描いた映画『顔のないヒトラーたち』(原題:Labyrinth of Lies)が、10月から日本公開されることが決定した。

1958年、ドイツ・フランクフルト。戦後十数年を経て、西ドイツは経済復興の波に乗り、ほとんどの人が戦争の記憶、自分たちが犯した罪を過去のものとして忘れ去ろうとしていた。そんな時、一人のジャーナリストがアウシュヴィッツ強制収容所で親衛隊員だった男が、規則に反し、ある学校の教師をしていることを突き止める。
駆け出しの検察官・ヨハンは、上司の引き止めにも耳をかさず、ジャーナリストのグニルカ、強制収容所を生き延びたユダヤ人のシモンとともに、この一件の調査を始める。様々な圧力、苦悩を抱えながら、検事総長バウアーの指揮の下、ナチスがアウシュヴィッツでどのような罪を犯したのか、その詳細を生存者の証言や実証を基に明らかにしていく。そして、1963年12月20日、フランクフルト・アウシュヴィッツ裁判の初公判が開かれた――。

主人公の検事ヨハンを『ゲーテの恋』『イングロリアル・バスターズ』のアレクサンダー・フェーリングが演じるほか、共演に『ハンナ・アーレント』で若きハンナ・アーレントを演じたフリーデリーケ・ベヒト。監督は、本作で初めてメガホンをとったドイツ在住のイタリア人で俳優でもあるジュリオ・リッチャレッリが務める。

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