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釜山映画祭をはじめ世界8か所での映画祭決定に感無量のオダギリ ジョー監督!!撮影のクリストファー・ドイルとあと30本の映画製作を誓う!?『ある船頭の話』初日舞台挨拶

2019.09.17

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オダギリジョーの長編映画初監督作品となる『ある船頭の話』が9月13日(金)についに公開! 新宿武蔵野館にて舞台挨拶が行われ、主演の柄本明をはじめ、川島鈴遥、村上虹郎、オダギリジョー監督登壇。さらに『恋する惑星』『ブエノスアイレス』などの名カメラマンとして知られ、本作でも撮影監督を務めたクリストファー・ドイルから公開を祝福するメッセージが届き、会場は大きな盛り上がりを見せた。

 

オダギリ監督は「早く初日が来ないかな…という気持ちと、もうちょっと待ってほしいという気持ちと両方ありました…」とこの日を迎えるまでの複雑な心境を吐露しつつ「もう今日から上映なので、開き直るしかないですね」と晴れ晴れとした表情を見せる。

 

柄本が演じた主人公の船頭・トイチの舟に乗る客役には、伊原剛志、浅野忠信、村上淳、蒼井優、永瀬正敏、ら実力派俳優陣から細野晴臣、野生爆弾のくっきー!など、俳優にとどまらず豪華な面々が並ぶ。柄本は「いろんな方が僕の舟に乗られてまして、古い友人もいれば大先輩、若い女性もいて、とにかくいろいろです。古い友人というのは笹野高史なんです。仲は悪いんですが、現場では仲良く撮影させていただきました」と飄々とした口調で語る。

 

謎の少女を演じた川島は、劇中の赤い衣装が印象的だが、感想を問われると「実はさっき、監督から『今日は(衣装デザインの)ワダエミさんがいらっしゃっているから、ちゃんとコメントしてね』って言われて緊張してるんですが…(苦笑)」と前置きし「撮影に入る前はカメラの前に自分が立っているのが想像できなかったんですが、衣装合わせの場で袖を通すと、初めて想像することができて、そのまま抵抗なく現場でも演じることができて、すごく助けていただきました」と感謝の思いを口にした。

 

トイチを慕う村人の源三を演じた村上さんは、当初の脚本ではトイチと源三が同世代の「中年2人」という設定だったことを明かし、自身が演じることが決まってからも「(セリフを)若者言葉に変えるのかと思ったら、そのままトイチと対等な生意気な口を利く男として演じることになった」と明かした。

 

それに対し柄本の「いつもタメ口だよな、お前」とのツッコミに、慌てて「そんなことないですよ!セリフのせいかと(笑)」と釈明。さらにオダギリ監督は、当初はトイチを自らが演じることも考えて脚本を執筆していたことを明かし、村上の「中年2人」という言葉に対し「ちょっとショックなんですけど…(笑)」と寂しそうに漏らし、会場は笑いに包まれた。

 

先日まで開催されていた第76回ヴェネチア国際映画祭に出品、本作は日本の長編映画で初めて<ヴェニス・デイズ>部門で上映されたが、オダギリ監督は現地の反響について「メチャメチャよかったです! あまりの反応のよさに恐縮しちゃいました」と明かし「いまだから言いますけど、エンドロールが流れた瞬間に拍手が始まったんですが、実はエンドロールも大事に作ったので、できればしっかりエンドロールまで見て拍手してほしかったです(笑)」と贅沢な不満を口にしていた。

 

なお、本作は現時点で、韓国の釜山映画祭、カナダのモントリオール・ニュー・シネマ映画祭をはじめ、エジプトのエル・グーナ映画祭、中国のピンヤオ映画祭、香港アジア映画祭、トルコのアンタルヤ映画祭、ハワイ国際映画祭、台北金馬(タイペイ・キンバ)映画祭で10月~11月にかけて続々出品・上映が決定。直近のエル・グーナ映画祭での上映が控えており、現地へ渡航予定のオダギリ監督は「実は(自身が主演のドラマシリーズ)『時効警察はじめました』の打ち上げの翌日の飛行機で、(打ち上げの)盛り上がりによっては行けないんじゃないかと。(笑)」と不安を口にし、エジプトに行ってみたいという川島さんに「(自分が)行けるかどうかわかんないから、行く?」とその場でピンチヒッターをオファー。会場は再び笑いがわき起こっていた。

 

この日は、撮影監督のクリストファー・ドイルから祝福のビデオメッセージも到着! ドイルは、日本映画の撮影に携われたことを「光栄」と語り、オダギリ監督への感謝の思いを口にし、日本語で「乾杯!」と映画の船出を祝福。オダギリ監督は「実は、撮影の後にクリスからメールをもらったんですが、『あと30本は一緒に作ろう』とおっしゃっていただいて本当に嬉しいです」と喜びを口にしていた。

 

締めの挨拶でもオダギリ監督は「クリスの画は、デカい画面で見るのが一番ですし、音にもこだわって作ったので、音響システムのいい場所で見てもらいたい気持ちが一番です。DVDが出ても買わなくてもいいし、配信が始まってもダウンロードしなくていいと思っているので、劇場で見ることをお勧めしていただければ!」と独特のオダギリ節で呼びかけ、会場は温かい拍手に包まれた。

『ある船頭の話』は新宿武蔵野館ほか全国にて公開中。

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