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綾野剛《存在感抜群の真っ赤なスーツ姿で作品への想い》を告白杉咲花《辛かった撮影の日々が走馬灯のように蘇った》エピソード披露『楽園』初日舞台挨拶

2019.10.21

日時:10月18日(金)
場所:TOHOシネマズ日比谷
登壇者: 綾野剛、杉咲花、佐藤浩市、村上虹郎、ユップ・べヴィン(劇判担当)、瀬々敬久(監督)

 

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国内外で多数の映画賞を受賞した『悪人』(10)、『怒り』(16)と映像化が続くベストセラー作家・吉田修一の新たな最高傑作「犯罪小説集」が、『64 -ロクヨン-』(16)を大ヒットさせた瀬々敬久監督により映画化。心えぐられる衝撃のサスペンス大作、映画『楽園』が10月18日に全国公開となった。

 
青田に囲まれたY字路で起こった少女失踪事件から12年後、事件は未解決のまま再び惨劇が起こった。事件の容疑者として追い詰められていく青年・中村豪士(たけし)に綾野 剛。消息を絶った少女と事件直前まで一緒だった親友・湯川 紡(つむぎ)に杉咲 花。罪の意識を背負いながら成長し、豪士と互いの不遇に共感しあっていく。Y字路に続く集落で、村八分になり孤立を深め壊れていく男・田中善次郎(ぜんじろう)に佐藤浩市。次第に正気は失われ、想像を絶する事件へと発展する。そして、柄本 明、村上虹郎、片岡礼子、黒沢あすか、根岸季衣、石橋静河と、豪華かつ個性溢れる面々が揃い、作品世界を完成させた。Y字路から起こった二つの事件、容疑者の青年、傷ついた少女、追い込まれる男―。三人の運命が繋がるとき、物語は衝撃のラストへと導かれる。彼らが下した決断とは─。“楽園”を求める私たちに、突き付けられる驚愕の真実とは─。

 

10月18日(金)にTOHOシネマズ日比谷にて開催された『楽園』初日舞台挨拶に、主演の綾野剛、杉咲花、佐藤浩市、村上虹郎、ユップ・べヴィン、瀬々敬久監督が登壇した。

 
はじめに本作の劇伴を手掛けたコンポーザー・ピアニストのユップ・べヴィンがオランダから公開初日を祝して来日し、映画『楽園』のために書き下ろした「愛華」を生演奏しイベントはスタートしました。そしてキャスト陣が登壇しそれぞれが挨拶を終えると、初日を迎えた気持ちを聞かれた綾野は「ようやく、みなさんに作品を託すことができるなという気持ちが強いです。私たちが何かを感じて欲しいとか、何かを届けたいという私たちの主観よりも、この作品は観た方に託すことで、みなさんの中に何が生まれるかが重要だと思います。ここから『楽園』はみなさんのものになります。大仕事の最後の受け渡しができてとても嬉しいです。」と初日を無事に迎えることのできた感謝を述べた。

 
次に杉咲は「ユップさんの曲を聞いて感じたんですけど、撮影した日々は本当に苦しくて、その日々が走馬灯のように蘇ってきて、自分にとってトラウマのような時間もあったりして、、(笑)それでも私はこの映画を観て救われたので、ひとりでも多くの方々に観ていただけると嬉しいです。」と撮影中の気持ちを吐露しました。そして佐藤は「この映画を見てみなさんの中には“楽園”という言葉を悦楽的な刺激のある場所という意味合いを持って捉える方もいると思いますが、刺激的ではなくても人がいがみ合うことなく暮らせる場所を“楽園”と呼ぶのか、それは人によって捉え方が違うと思います。そのようなことをみなさんにも映画を観ながら考えてもらえると嬉しいです。」とコメントした。

 
村上は「僕の演じた広呂は作品の中では明るいキャラクターですし、作品も重たいものですし他のキャストの方は宣伝の中でも暗い服を着てることが多いなと思っていたので今日は自分が明るい服装で盛り上げる担当だな!と思ったら、、」と綾野の赤い衣装を見ながら村上はコメントし会場からは笑いが起こった。オランダから来日し大勢の観客の前でピアノを演奏した気持ちを聞かれたユップは「オランダと日本の距離は遠いですが、音楽を演奏し瀬々監督の映画を通じてみなさんと絆を持つことができる素晴らしい経験をさせてもらっています。」と喜びを語った。

 
また、本作の主題歌である〈一縷〉を聴いたときの感想を綾野は「僕は映画を観終わった後〈一縷〉が流れた瞬間に大変助けられました。すべてを包み込み、掬い取ってくれて、なんとか立ち直るきっかけをくれたと思いとても感謝しています。(野田)洋次郎くんからもメールを頂いて『上白石さんの声でなければこの楽曲になっていなかった』と絶賛していましたので、彼女の声は真実が何も役に立たない時代になったなと思う瞬間もありましたけど、そんな時にあの声を聞くと真実を照らしてくれる声もあるんだなと思いました。」と楽曲の印象を語りました。瀬々監督は「“一縷”っていうタイトルが素晴らしいなと思います。“一縷の想い”という言葉のように一筋の光に繋がっていくんだなと思いますが、そのような想いを野田さん上白石さんと映画を通して一緒に共有できたのは素晴らしいと思いますし、オランダと日本は離れてはいますけど共通の情感があるから共感できたと思いますし素晴らしいです。」と本作の音楽面を支え、作品の世界観を作り上げた野田、上白石、ユップへの感謝を述べた。

 
続いてイベントは観客とのQ&Aの時間に移り、本編上映後ということもありラストシーンの解釈や物語の核心に迫る質問を投げかけられると綾野が「なかなか本気の質問をありがとうございます!」とコメントしネタバレを含む独自の意見を語った。続けて杉咲は撮影中に急遽瀬々監督が杉咲演じる紡の撮影シーンを増やすなど、撮影時の裏側を明かし会場を盛り上げた。そして、役作りについての質問をされた佐藤は「役作りは感情の沸点をどこに持っていくのかを意識しました。人はどのような理由をもってそのように行動するのか、どういう状況下で人は壊れるのかということを監督と話しました。私が演じた善次郎も劇中のあるシーンを沸点にすることを決めてそのシーンに持っていきました。」と役作りついて語った。

 
最後に綾野が「浩一さんの沸点の話がありましたけど、僕と浩市さんは生死や怒りに対して沸点を持ち、映画の中を生きていました。世の中には陰惨な事件が沢山ありますし、Iターン、Uターン含め地方と中央の関係を見つめ直して力を合わせなければいけないと心から思います。紡と広呂は生きるということに沸点を持っています。みなさんも生きる沸点を探している人がいたら抱きしめてあげてください。」と本作に込めた想いを力強く語りイベントは終了した。

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