メキシコ麻薬戦争の闇を描くドキュメンタリー
「世界で最も危険な街」とされるメキシコの都市シウダー・フアレス。地元警察官として殺人事件の現場で証拠品を集める男リチ。彼ら警官たちは、報復を恐れて黒い覆面を被って事件現場に出動する。一方、現在メキシコ国内だけでなくアメリカでも人気を集める音楽ジャンル、「ナルコ・コリード」の歌手、エドガー・キンテロは、その人気に乗ってのし上がっていく若者だ。本作はそれぞれ対照的な人生を送る二人の男の物語でもある。
2000年代後半から現在に至るまで、12万人の犠牲者を生んだと言われるメキシコの麻薬戦争。一方、「ナルコ・コリード」のCDは飛ぶように売れ、「俺たちは次のヒップホップになるのだ」と息巻く。ティーンエイジャーたちに人気のこの音楽ジャンルの歌詞の内容は、殺し、拷問、誘拐、麻薬密輸にまつわる暴力的なもの。報復を恐れながらも生まれ育った自分の街を守りたいと、家族の反対を押し切って仕事を続ける地元警察官、リチと「ナルコ・コリード」の歌手エドガー。二人の男の物語を中心に、メキシコ麻薬戦争という想像を絶する暴力に満ちた世界を描いたのは、ロバート・キャパ賞受賞の戦場フォト・ジャーナリスト、シャウル・シュワルツ。
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