愛ゆえに傷つき、愛ゆえに救われる
感謝祭の食卓。ビルと息子のラスティは、大学から帰省した姉娘のサマンサから、小説の初出版が決まった報告を受け喜ぶ。人気作家のビルは子どもたちにも幼い頃から書く事を奨励し、内気な高校生のラスティも自分の作品を書きためていた。が、ビル自身は2年前に離婚した元妻エリカに執着し、ストーカーまがいの行為を繰り返していた。一方、家族を捨てた母を許せず、愛に懐疑的なサマンサの前に好青年ルイスが現れる。
珠玉の青春恋愛映画『きっと、星のせいじゃない。』を大ヒットさせたジョシュ・ブーンが長編監督デビューを飾ったのが本作。自伝的要素の強いオリジナル脚本には、彼自身が経験した両親の離婚をもとに、大事に思う事をすべて詰め込んだという。家族全員が作家という設定こそ突飛だが、そこで繰り広げられるシリアスだけれどコミカルなドラマは、親子関係の危うさにしろ、初恋の衝撃にしろ、普遍性に満ちている。家族とは大抵の場合厄介だが、どうしようもなく愛おしい存在でもあるのだ。一家の父親役を好演するのは、『リトル・ミス・サンシャイン』のグレッグ・キニア。リリー・コリンズとナット・ウルフが姉弟に扮している。
現在「ハッピーエンドが書けるまで」の11月22日の上映スケジュール情報が確認できません。
地域または、版(通常、日本語吹替、3D、3D日本語吹替)を切り替えて検索しなおしてください。
(c)2019 Liberra Inc. All rights reserved.