石内都×フリーダ・カーロ 50年後の遺品
2012年、フリーダ・カーロの遺品を撮影するプロジェクトが立ち上がり、依頼を受けたのが世界的な写真家・石内都。《青の家》を訪れた石内の前に、フリーダの伝統衣装やアクセサリー、絶え間ない身体の痛みを想起させるコルセットや医薬品等、膨大な数の遺品が一つ一つ並べられていく。それは喜びや誇りとともに様々な“痛み”を抱えながらフリーダが生きていた証であると同時に、彼女の記憶をも内包しているようだった。
2004年。死後50年を経て、フリーダ・カーロの遺品が封印を解かれた。本作では、石内都の3週間に渡る撮影過程に密着取材。写真家が遺品を見つめ、これまでのイメージから解き放つようなフリーダ・カーロ像を、写真として発見していく過程を丹念に映像に収めた。監督は『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』で、国内外で高く評価された小谷忠典。石内都の創作過程を追いながら、遺品の背後に広がる、メキシコの風土、引き継がれる伝統、現在を生きる女性たちの姿をも捉えた。フリーダ・カーロが生きていた証とそれらを写し取った写真が、時間と場所を越えて旅をする、“記録と記憶”を巡るドキュメンタリーがここに誕生。
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