24歳で住職になった青年の奮闘記
愛媛県今治市にある四国八十八ヶ所霊場の第57番札所、栄福寺で生まれ育った進は、高野山大学で修業を積み、お坊さんの資格を得て実家の寺に帰ってくるも、地元の本屋で書店員として働いていた。幼なじみの京子と真治は、進がお坊さんになることを期待して“和尚”と呼び続けているが、進本人はその決心がつかないでいた。そんなある日、栄福寺の住職で進の祖父・瑞円が病に倒れる。寺に住職がいなくなる事態になって、進は自分の進むべき道を見つける。
糸井重里が主宰するWEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」で約7年間にわたって連載された、現役の住職・白川密成氏によるエッセイ「ボクは坊さん。」をもとに、氏が「奥深く、毎日が驚きの連続だった」と語る住職の日常を描き出した作品。24歳で実家の寺の住職を引き継いだ青年が、檀家の人たちとの関係に悩み、冠婚葬祭で人々の人生の節目を見守り、様々な経験を積むことで成長していく姿を綴っていく。主人公の僧侶・白川光円を演じるのは、『ビリギャル』や『踊る大捜査線』の伊藤淳史。彼と交流する幼なじみや大学時代の友人たちを演じるのは、山本美月、溝端淳平、濱田岳といった豪華な面々にも注目だが、檀家の長老役、イッセー尾形の味わい深い演技が忘れ難い。
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