単調な日々を送る女性に訪れた出会い
マリエは、ノルウェーの測量研究所に勤める女性研究員。スキージャンプ台の長さや競馬場の体重計のチェックなど、色んな物の計測や測量を行っている。そんな時、重さの基準となる「キログラム原器」を携えて、パリで行われる学会に代理で出席する事になる。特別な容器に厳重に保管された分銅を持って、マリエはパリにやってくる。各国から集まった同業者たちによって激しい議論が交わされる中、彼女はひとりの男性と出会う。
『キッチン・ストーリー』『ホルテンさんのはじめての冒険』などで知られるノルウェーの俊英ベント・ハーメルが監督・脚本を手がけた本作は、測量研究所の孤独な女性研究員がさまざまな出来事を通して成長していく姿を、温かいタッチで綴ったヒューマンドラマ。これまでの作品と同様に、クスッと笑ってしまいそうな人間の行動のおかしみが随所に散りばめられ、ユーモラスで温かい空気を楽しみたい。これこそが、ハーメル監督の世界だ。初めて女性を主人公に据えた本作でヒロインを演じるアーネ・ダール・トルプは、ノルウェーきっての人気実力派女優のひとり。2014年の第27回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、好評を博した。
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