ジョニー・デップがギャングのボスを熱演
1975年、アイルランド系移民が多く住むサウス・ボストンで、ギャングを率いるバルジャーは、イタリア系マフィアと抗争を繰り広げていた。そこへFBI捜査官コノリーが赴任して来る。彼は手柄のため、マフィアと対立するバルジャーに、情報の提供を依頼。コノリーとバルジャー、そしてバルジャーの弟で州上院議員のビリーは、地元育ちの幼なじみだった。バルジャーはこの協定を利用し、対立組織を潰し、暗黒街でのし上がって行く。
どこか現実離れしたファンタジー世界の役ばかりの印象が強いジョニー・デップによる久々のシリアスな現代劇。しかも人を殺すのに躊躇しない、冷酷な中年ギャングを演じている。これは実話の映画化で、1970年代から80年代にかけてボストンのアイルランド系ギャングが、FBIの保護を受けて急成長。実は組織のトップが、相手組織の情報をリークしていたという、ウソのような話だ。スコセッシ監督作品の『ディパーテッド』で、ジャック・ニコルソンが演じていた組織のボスは、今回デップが演じたバルジャーがモデルなのだ。本作はそのバルジャーとそれに取り込まれてしまうFBI捜査官、そして州議員として成功したバルジャーの弟の3人を描きながら、ボストンのギャング組織の攻防を描く。
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