ガウディ建築の裏側に迫る貴重な証言と映像
スペインのカタルーニャ地方にある都市バルセロナ。そこに着工から100年たった今もなお、建設が続けられている教会がある。“天才”と呼ばれた建築家、アントニオ・ガウディによるサグラダ・ファミリアだ。資金難から工事が進まない時期もあったが、今では観光収入の増大により、急ピッチで建設が進んでいる。本作は、そのサグラダ・ファミリアの建設に携わる人々へのインタビューを通し、建設の裏側にカメラを向ける。
日本でも“ガウディ”は人気で、そのためかバルセロナはスペインで人気No.1の観光先だという。世界遺産にもなったそのサグラダ・ファミリアだが、実はまだ“未完”なのはご存知だろうか。本作を観ていると、完成が目的なのではなく、建設自体が目的なのではないかとも思える。サグラダ・ファミリアの解説本は数多くあるが、実際に建設に携わっている人たちのまとまったインタビューが聞けるのは貴重だろう。意外だったのは、肝心の設計図や模型があまり残っていないので、ガウディの意思は継いでいるが、細部ではかなり担当者のオリジナリティが発揮されている事。なお、この映画は2012年製作なので、今ではより建築が進んでいる事は知っておいたほうがいいかもしれない。
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