音楽が二人を結び、再びチャンスを与える
長い間付き合ってきたカップル、リアムとナタリーは、破局を迎えた今、二人の持ち物を部屋で分けていた。その中にUKバンドの“blur”のCDを見つけたリアムは、二人の出会いの頃を思い出す。、リアムはバンド、ナタリーはアルバムジャケットを描くという夢を持っていた。しかしバンド活動を支えるため、ナタリーは夢を諦めて就職する。やがて、バンドが売れない事を社会のせいにするリアムにナタリーは疲れ、別れ話を切り出すが…。
タイトルの『モダン・ライフ・イズ・ラビッシュ』は、UKロックファンならご存知だと思うが、ブリットポップの雄ブラーが、1993年に出した2ndアルバムと同タイトル。そのブラーのベスト盤が新作として店頭に並ぶ設定だから2000年頃だろう。インディーズバンドのギター&ボーカルが主人公で、名前が“リアム”というのも、UKロックファンならクスリとするはず。スターバックス、iPhone、YouTube、デジタル配信といった社会の発展に、主人公の青年はついていけず、ロッカーなのに保守的。一方、女性の方はたやすく時代の変化に対応できると、対照的に描かれている。ロックをキーワードにした本作は、2000年から2010年代に青春期を過ごした人なら特に惹かれる、細かい設定が散りばめられた作品。
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