スマホを落としたことで始まる底知れぬ恐怖
稲葉麻美の恋人・富田誠がスマートフォンを落としてしまった。その後、スマホは無事に返ってきたが、それ以来、富田のクレジットカードが不正使用されるなどのトラブルが続く。富田からトラブルについて聞いた麻美は、ネットセキュリティの専門家に安全対策を依頼する。しかしその後、かつての同僚からネットストーキングを受けたり、誰にも見られたくない写真がSNSにアップされるなど、麻美の身にも様々なトラブルが降りかかってくる…。
SNS全盛、誰もがスマートフォンを手放せないこの時代に、スマホを落としたことから始まる恐怖を描いた志駕晃のデビュー小説「スマホを落としただけなのに」。この作品を「リング」シリーズの中田秀夫監督が北川景子主演で映画化した本作。恋人がスマホを落としたことをきっかけに、ネットストーキング、SNSへのなりすまし投稿など、さまざまなトラブルが主人公を襲うこととなる。さらに、謎の連続殺人事件も発生し、物語は複雑に絡み合っていく…。ちょっとしたトラブルから日常が一変していくという、日常に潜んだ恐怖を、北川景子が熱演して見せた。田中圭、成田凌、千葉雄大ら若手俳優たちの演技にも注目だ。中田秀夫監督らしい恐怖演出も光る一作。
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