ガンジスに還る
聖地で死を受け入れる父とそれを見守る息子
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。
ストーリー

不思議な夢を見て死期を悟った父ダヤは、家族にガンジス河の聖地バラナシへ行く事を宣言。ここで命を全うすれば、誰もが解脱できるという。ダヤの決意は固く、仕事人間の息子ラジーヴは仕方なく仕事を休んで付き合う。死を待つ人々が暮らす「解脱の家」に入居するダヤ。施設の仲間と打ち解けるダヤだが、ラジーヴは置いてきた仕事が気がかり。しかし残された時間を過ごすうち、すれ違っていた親子の関係が、次第にほぐれていく。
解説
英語では「ベナレス」とも呼ばれるバラナシは、大河ガンジスが流れるヒンドゥー教の聖地。河岸で沐浴する人々や、火葬場の様子を写真や映像で見た方もいるだろう。インドのヒンドゥー教徒は、この聖地で生涯を終えれば輪廻から解脱できると信じており、この地には巡礼者たちだけでなく死期が近づいた人たちも多くやってくる。もっとも本作のように、現代人の息子は父親ほど宗教に熱心ではなく、父の願いを面倒に思っていたりする。インド人たちの宗教観、家族観を知る上でも興味深い本作だが、親の最期と向き合うにはどうしたらいいかと悩むのは、世界共通だ。全編を通じて穏やかな空気が流れ、「死」という重いテーマを軽いユーモアで包んだ、人間への優しさに満ちた映画。
公開日 | 2018年10月27日より岩波ホールほか全国にて順次公開 |
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配給 | ビターズ・エンド |
制作国 | インド (2016) |
ジャンル | ドラマ |
公式サイト | 公式サイトはこちら |
スタッフ | 監督・脚本:シュバシシュ・ブティアニ 出演:アディル・フセイン/ラリット・ベヘル |
映倫規定 | ![]() |
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